■現在、「建物のレントゲン」は改修工事を行う上で必要不可欠なものになってきました。 通信ケーブルや電配管切断事故はもちろん、耐震偽装事件以来、主筋やPC鋼線、鉄骨等の建物の構造強度にかかわる部位の損傷も問題となってきました。 これらの問題は事前に「建物のレントゲン」撮影によって解決できます。また、効率の良いコア抜き作業も可能です。 |
◎調査を行う箇所に]線発生器を設置し、その反対面にフィルムを貼ります。 ※]線作業主任者の管理のもとでの作業となります。 |
◎暗室車両にて現像を行ないます。 フィルムの大きさは、おおよそ300mm×250mmですが]線発生器の焦点とフィルムの距離により有効範囲は小さくなります。一般的な撮影条件では、200mm×180mmの範囲が判断可能です。 また、躯体(クタイ)の状態にもよりますがおおよそ350mm程度の厚みまで判断可能です。 |
◎撮影フィルムをもとに現物に内部の状況をけがきします。 埋設物の位置、種類なども正確に把握できるので、貫通作業も安全・迅速に行なえます。 |
◎X線発生器より照射されたX線は床、壁等の躯体内を透過しフィルムに到達する、この時躯体内に鉄筋、配管床、壁材料等とはX線吸収係数の異なる物質があれば、フィルムに到達するX線量に差が生じる、このフィルムを現像処理することにより、フィルムに濃度差が生じ、埋設物の像が浮かび上がる。 |